専用の滅菌消毒室の設置
洗浄・滅菌の流れ
当院では、器具器材の素材、用途によって薬液による消毒、高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)による滅菌に分けて行っています。また、可能なものはできるだけディスポーザブル(使い捨て)にしています。当然ですが、グローブやお顔に使うタオルは患者様ごとに交換しています。当院では滅菌消毒と院内の清掃を担当する専任スタッフが在籍しています。
そのため、滅菌消毒を他の業務と並行してする必要がなく、確実に滅菌消毒・院内のクリーンアップを実現しています。
当クリニックの滅菌の流れをご説明します
まず始めに軽く水洗し、業務用の洗浄機を使用して汚れを落としていきます。 ※この時点でほとんどの血液や体液は落ちます。その後落としきれない血液や体液を落とします。
血液はタンパク質が主成分なので、タンパク質の除去効果の高い次亜塩素酸水につけます。その後、耐熱性のあるものは高圧蒸気滅菌器にかけ121度以上で滅菌を行います。
当クリニック導入の高圧蒸気滅菌器は世界で最も厳しいヨーロッパ基準準拠のクラスB滅菌器を使用しています。
滅菌された器具は袋に密閉された状態で保管して、使用の際に開封いたします。
耐熱性のない器具器材は薬液消毒(フタラール消毒液)を行います。タービン等(歯を削る器具)や削るためのバー1本もすべて毎回高圧蒸気滅菌されています。
有病患者様へ用いた器具は、極力ディスポーザブル(使い捨て)にし、できないものは薬液浸漬を行ってから滅菌操作を行っています。
滅菌された器具は袋に密閉された状態で保管され使用の際に、開封されます。